
製品名称:LCMS-8030液体クロマトグラフィー質量分析併用器
製品情報:
超高速解析
最大500チャンネル/秒(最小滞留時間1 msec、最小遅延時間1 msec)、正負極性切替時間15 msecの超高速MRM測定、最高15000 ucの超高速走査測定を実現する。高速解析では、クロストークを抑制するUFsweeper®衝突室とNexeratM LC-30 Aを組み合わせて、分析のフラックスを改善して、ユーザーの分析効率を高めます。
・安定性
高信頼性イオン化インタフェースを備え、長時間の測定で、安定した信頼性のあるデータを得る。超高速LC分析における鋭いクロマトグラフィーピークを正確に捉え、再現性を高める。衝突室クロストークの最小化は高い定量精度を保証する。
・メンテナンスが容易
日常業務において、装置のメンテナンスはユーザーにとって負担が大きく、島津はユーザーの声に耳を傾け、ユーザーに高度なメンテナンスの簡便性を提供する。
・操作性
LCMS-8030に使用されるLabSolutions LCMSの新しい質量分析ワークステーションソフトウェアは、滑らかなLC/MS/MSデータの収集と解析を実現し、操作性を追求し、装置の性能を最大限に発揮できる方法の最適化などの機能を搭載している。LCとインタフェースを統合したソフトウェアは、ユーザーがソフトウェア操作に早く慣れるのを支援します。
適用例:
1、NexeratM LC-30 AとLCMS-8030の組み合わせを利用して、超高速質量分析を実現する。下図は2分以内に226種類の農薬成分を同時に分析し、最大ピーク幅は2秒未満である。
226種類の農薬同時分析(サンプル濃度10 ug/L)
2、アプゾラム超高速質量分析、MRMイオン対は309>281である。遅延時間は1 msであり、異なる滞留時間における分析再現性を考察する。

上図は異なる滞留時間における超高速MRM分析時の良好な再現性
次の表は、異なる滞留時間における再現性%RSD結果です
ていたいじかん |
%RSD |
100 msec |
0.48 |
10 msec |
0.79 |
1 msec |
1.92 |
3、 UFsweeper®技術は、滞留時間が短すぎることによるクロストークを著しく低減することができる。以下はLCMS-8030高速分析ビラパミ(サンプル濃度は1 ug/mL)、MRMイオン対455.2>165.0、遅延時間と滞留時間はいずれも3 msであった。同時に470.0>165.0イオン対を監視し、クロストークは0.003%未満であった。

UFsweeper搭載®技術的なLCMS-8030による低クロストークの実現
LCMS-8030三重四重極ロッド液質併用器の技術優位:
現在、液質併用器における液体クロマトグラフィー部分はHPLC(高効率液体クロマトグラフィー)からUHPLC(超高効率液体クロマトグラフィー)に徐々に発展しており、UHPLCのピークアウト速度が速いため、液質併用器の質量分析部分の分析速度は速くなければならず、そうでなければUHPLCの高速分析の優位性を発揮することはできない。
この問題に対し、島津社はLCMS-8030三重四重極ロッドのQ 2衝突室部分にUFsweeperを採用した®衝突室技術(特許出願中)は、生成物イオンを迅速に除去する。このほか、MRM測定を行う際には、島津独自の四極ロッドRF電圧切替技術を採用し、測定チャネル間の電圧設定に要する遅延時間を短縮し、500チャネル/秒の超高速MRM測定を実現した。LCMS-8030は最速15000 ucのUFscanning超高速スキャンと15 msecのUFswitching超高速プラスマイナス極性切り替えの特許技術を採用し、LCMS-8030は信号強度を犠牲にすることなく高スループット分析を真に実現した。